Tuesday, June 22, 2010

Lines

写真ってとても個人的なものだと思う。
ポートレートは特に。
撮る人と撮られる人、一対一の親密かつ緊密な瞬間を写真に収めるのが、ポートレートかなーと漠然と考えている。
個人的なものとはいえ、人に見てもらう以上、見る人に何かを感じてもらいたいし、感じさせる写真でなければ、公開する意味がない気がする。
人の眼を意識するということは大切。自己満足の独りよがりはかっちょわるい。
良いか悪いかの評価より、好きか嫌いかの感想を求めたいところだけれどもね。



2 comments:

said...

僕はおそらく、両方使い分けたり、
どっちの視点も同時に持ってたりしながら、
写真を撮ってる気がします。

作品作りをするときは、
絶対にその第三者の視点って大事だと思います。
むしろ、僕はレンズを通してファインダー越しに見たのならすでに、
自分の目線とは違う、
何かを自動的に意識している気がします。

同時に、自己満足も欲しくて欲しくてたまらないものです。
(まだ一度も自己満足を感じたことがなのですが・・)

F3お持ちなんですね。
憧れのカメラです。

シャドーのディテールが残されてて、
抜け目ないなーと思いました。
ラインもしっかり押さえてらっしゃる。

この時に、きっと撮ってるかもしれない、
他のショットが見たくなる、
そんな写真ですね。
きっとこの距離感じゃないショットもあるんじゃないかっていう、
そういう思いを馳せてしまうような。

Unknown said...

>覚さん

うん、ファインダー超しに見た時点で既に自分の目線とは違う視点、っていうのはその通りだよねー。

自分の目で、自分にしか分からない、または自分にだけ分かればいいやという世界観で切り取ったものって、なんか惜しいというかもったいない気がするなーとふと思い、この文章を書いたのです。自分の写真のことね。自己満足で一人悦に入っててはかっちょわるいなって思って。

F3は手に入れてからすっかり愛用機になりました。

私にとってはハッセルが憧れのカメラだわ。

鋭いなー。この時にこの場所で撮ったショット、他にもあります。この距離感のショットが一番しっくり来たんだけどね。